D-1 QL-20 「Trash BOX」vs「OniWa BanSyu」
AGC2009 DivisioN-1 予選リーグ第20試合 2009.6.13 (SAT)
「Trash BOX」vs「OniWa BanSyu」
D-1予選リーグ最終試合はトーナメントFINAL進出をかけたチーム同士の直接対決!
両チームのここまでのポイント差はわずか14pt。スレイヤーラウンドのカウントポイント
だけで簡単にひっくり返ってしまう差ではあるが、両チームの戦力はほぼ互角と
思われるだけに、このわずかな差が最終的に両チームの明暗を分ける事になるの
かもしれない。既に前日の試合でS-FINAL進出を決めているLower Reg1oNsの選手
にとっても、この試合の勝利チームがS-FINALでの対戦相手となるだけに気になる
ところだろう。地力と経験で勝るTrash BOX!若さと閃きで攻め立てるOniWa BanSyu!
両チームいざ、決戦へ!
ラウンド1 AGC2009 D-1TS AGC Guardian06
舞台は近距離戦メインとなるAGC Guardian06。立ち上がりでロケットランチャーと
カスタムPUの獲得に成功したOniBanが序盤を有利に進め、一時7カウントのリードを
築くが、相手は経験で勝る百戦錬磨のTB勢。ワープゾーン付近で網を張るOniBan
の布陣を読んでいたかのように的確なダウンを奪うと、18カウント目にその差をイーブン
にまで持ち込んだ。そこから両者1カウントを奪い合う互角の争いとなるが、ラウンド
終盤に多発した近距離戦に強さを見せたOniBanが再びリードを築きあげ、そのまま
ラウンドオーバー!昨年度から「OniBan=近距離戦」と言われる程、接近戦に定評の
あるOniBan。その強さに更に磨きがかかった印象だ。が、MVPを獲得したのはTBの
Not Eku選手。両者まさに互角!
WIN 「OniWa BanSyu」 50 (+15pt)
LOSE 「Trash BOX」 43
MVP Not Eku (Trash BOX)(5pt)
ラウンド2 AGC2009 D-1TS AGC Guardian06
1stラウンドとは対照的に、序盤を制したのはTB。エースhirayamaX0選手がPym選手
に撃ち勝ちランチャーを奪うと、そのまま今度はOniBanサイドのスナイパーを奪取。
スナイパーを持つとプレイヤーの性格が顕著に表れるが、hirayamaX0選手は確実な
エイムで狙いすますタイプではなく、感覚と閃きで撃ち込むタイプ。これはまさにセンス
の成せる技だろう。これに対しOniBanは、ワープゾーンから得意の接近戦に持ち込む
策で序盤の遅れを挽回。試合中盤での両者のスコアはTB 25 vs OniBan 24と、この
ラウンドも接戦の様相を呈する。しかしこの時点でOniBanの主軸であり、接近戦を得意
とするはずのPym選手がまさかのカウントゼロ。今ひとつ流れに乗り切れていない
ようだ。その隙を突き再度リードを奪い始めたTBが最後まで攻めきる形で6カウント差
の勝利。1stラウンドの借りをここできっちりと返し、両者の勝負はオブジェクティブへ
持ち越された。MVPプレイヤーはhirayamaX0選手。序盤のスナイピングは必見!
WIN 「Trash BOX」 50 (+15pt)
LOSE 「OniWa BanSyu」 44
MVP hirayamaX0(Trash BOX) (5pt)
ラウンド3 AGC2009 D-1KING AGC THE PIT 5.1
トーナメントFINAL進出をかけた決戦の舞台はJAGA Narrows1.1でのKINGに決定。
既に公表されているように、回線状況の悪化から色々と問題が発生したラウンドと
なってしまった為、両者の力を出し切ったとはいいにくい試合となってしまった。序盤の
回線安定時にリードを築いたのはOniBanだった。第1エリアを51 vs 25で乗り切ると、
続く第2エリアでは109 vs 46とその差を広げる。が、しかし、次の第3エリアで一気に
逆転を許すと、両者入り乱れての乱戦へと発展。チームとしての機能が働かない
悪条件の中で、それぞれが今出来る事を最大限に出し、自分の役割に集中していた
といえる。まるで雨雲が通りすぎるかのように試合後半に再び回線は安定。しかし、
各選手にとってこの5分間の悪夢は、通り雨と呼ぶにはあまりに長く激しいスコール
だった事だろう。途切れそうになる集中力を繋ぎ止めたのは、同条件の中で奮闘する
仲間の存在か。ここまで互角の争いを繰り広げた両者の結末は、運命のいたずらに
よって決着。チームTrash BOXにS-FINAL進出という更なる試練を与えた。仲間が
行動不能に陥る中、チームの勝利を信じ、モチベーションを崩さずにトップスコアを
残したOniBanリーダーPym選手がMVPを獲得。予選最後の試合に「俺、最強」の華が
舞った。
WIN 「Trash BOX」 250 (30pt)
LOSE 「OniWa BanSyu」 205
MVP Pym(OniWa BanSyu) (5pt)
AGC2009 D-1 予選リーグ第20試合最終結果
「Trash BOX」 148pt
「OniWa BanSyu」 114pt
Over lord Voice !!
Trash BOX xLASTx選手
「メンバーそれぞれの予定等があって、この試合に向けた練習では集まりが
悪かったのですが、結果を出す事はできたのでホッとしています。回線が
良いとは言えない状況でしたが、それはお互い様だと思うので。とりあえず
トーナメントFINAL進出です!」
OniWa BanSyu Pym選手
「決勝トーナメントには行けなかったですけど、今季は新メンバー、新体制の中
で本当に精一杯やれたと思います。最後は悔しい展開となってしまったけど、
結果は結果。また機会があれば、その時こそ今日のメンバーでリベンジを
果たしたいです。俺、最強☆」
AGC official eo555
「今試合に関しては色々とお騒がせしてしまいましたが、状況や原因、対策と
対応を両チーム代表と話し合った結果として、リザルトはそのままでの結果
確定となりました。TB、OniBanの皆さんにとっては、残念ながらチームの全力
を出し切れたとは言えない展開だったと思います。一番心配したのは、これに
より両チームに互いのマイナスイメージが生まれる事でしたが、そんな自分の
心配が杞憂に終わる程、互いに相手チームに対する配慮が感じられる対応
でした。DivisioN-1選手が実力とともに、日本トップのプレイヤーとしての自覚
を持っている事を改めて感じた瞬間でもあります。試合の方に話を戻すと、
Trash BOXとOniWa BanSyuの実力はほぼ互角だったと感じています。勝敗
を分けたのはコンディションと運。その2つの要素もコンディションの面で
勝っていたのはOniWa BanSyuだったといえるでしょう。ただ、もう一つの運
を味方につける事ができなかった。今試合において、OniBanの強さを最も
実感したTrash BOXのメンバーが誰よりもそれを感じているのではないで
しょうか?まさに実力伯仲!どちらがS-FINALへの進出を決めても全くおかしく
なかった試合です。OniBanの皆さん、お疲れ様でした。そしてTrash BOXの
皆さんの次の相手は、予選リーグで黒星を喫したLower Reg1oNs。この再戦
は注目です。」
以上の結果で終了しております。両チームの皆様お疲れ様でした。
JAGL Round④ AGC official eo555 2009.6.10 AM 5:21
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