どっちが純粋?
今日は2月の気温としては高めだったようで、外はあいにくの雪、ではなく雨。
この時季もうひとがんばりしたいスキー場にとってはきっと最悪の雨。
昼過ぎから友人宅へ遊びに行っていた。ようやく使い方がわかったPARを持参し、
友人のポケモン、正確にいうと友人の愛娘さんのポケモンパールで実験。
とりあえずせっかくなので、その子に一番見てみたいポケモンを一体だけ
選んでもらい、出現させてみることにする。
別に教育上悪い事をするわけではないのだけれど、「チート=ズル」という概念から
なんだかPARは見せない方がいいような気がしてしまう。
というか、見せたくない。
なので、作業している間は質問攻めの会話でこちらのDSから気を逸らして
くれるようにする。その隙にコードをササッと入力。
なんだかやっぱり悪い事をしてるような気になってしまう。
途中、トークの限界を感じたところでDSのカートリッジ部分から不自然に突き出た
PARを発見されてしまい、今度は見てはいけないものを見られてしまった気分になる。
う~ん・・・・なんなんだこの罪悪感は?PARはもはやメジャーなアイテムじゃないか!
そうとわかっていても心のどこかで否定している自分がいる。
やっぱり人間そう簡単に考えが変わるものではないなぁ。。。。
とか思いながらもコードの方は入力完了。いまいち気乗りはしないが実験開始。
今回の効果はというと、Lボタン一発でゲーム開始早々の草むらにお目当ての
伝説ポケモンが登場するというもの。実のところ、ここまで準備しても半信半疑。
ホントにこれだけでいいんだろうか?なんか信じられないけど・・・・。
設定どおりにLボタンを一度だけ押して草むらに入る。エンカウント。
「うわ!ホントに出ちゃったよ・・・・」
本来であればゲームボーイアドバンスのポケモンルビーが必要で、
そのゲーム中でも入手が困難なポケモン。数々の条件や手順を乗り越えて、相当な
苦労をしなければゲットすることの出来ない伝説のポケモンが、ゲーム開始早々、
ものの数秒でゲットできてしまう。しかも出現場所は草むらだ。
霧深い森の奥にある神秘的な湖でもなければ、深淵の底にある神々の祭壇でもない。
草むらだ。町から歩いて数歩のところに生えてるただの草むらだ。
こうなるともはや何が伝説なのかわからない。ありがたみもなければ感動もない。
だが、初めて見る伝説のポケモンにその子は素直に驚き喜んでいる。
当然の質問として「なんで出てきたの?どうやったの?」と聞かれる。
正直何をどう説明したらいいか、この状況を自分でどう把握すればいいかに迷った。
「滅多にいないんだけど、ホントにたま~にこの草むらにも出てくるんだ。」
これでは嘘である。純度100%の嘘つきである。
もしこの嘘情報を信じたこの子が良かれと思って友達に教えてしまったなら、
この子までが嘘つきになるのである。それはダメだ。
「秘密の条件があってそれをクリアすると出てくるんだ。」
嘘ではない。ただしゲーム中にクリアできる条件でもない。微妙なごまかし方だ。
その秘密の条件は言ってもいいのか判断に迷う。というか言いたくない。
そして子供の好奇心からくる追及はとどまるところを知らないので、ごまかしきるのは
非常に難しい。これでもダメだろう。困った。
だが幸い出現した瞬間を見せてはいなかったので、さっさと弱らせてゲットした後で
ゆっくり見せてあげる事にした。最後まで気の利いた言い訳が思いつかなかったので、
驚きと喜びという「結果」を以ってそれまでの過程を忘れさせてしまうという
なんともありきたりな子供だまし作戦で切り抜ける。
過程はどうあれ子供にとっては初めて目にする伝説のポケモン。
当然欲しいに決まってる。話の方向は予想通りトレード打診へ突き進む。
迷う。
迷った挙句これまた多少の罪悪感を感じたが、トレードに応じてあげる事にした。
交換相手に指名されたのは「うんちゃん」という名のビーバーのようなポケモンだった。
レベルが20を越しているが、どうみても貴重なポケモンではない。
だが、ある程度でもこの子が時間を費やし育てたポケモンであろう事や、
「うんちゃん」というオリジナルの名前がついていた事を価値として捉えるならば、
そこいらの草むらからひょっこり現れた伝説のポケモンなぞよりも
それは貴重ではないかと思えた。
PARで手の加えられたポケモンデータが氾濫している小学生の間では、
チートという行為はどのように解釈されているのだろう?
やっぱりPARに抵抗のある正統派と全く抵抗なく、むしろ楽しんでいる純粋派に
分かれているのだろうか?PARを素直に楽しんでいる子供達からすれば、
PARやチートを邪道と考え、使用する事に罪悪感が伴い、ゲームをあるべき
仕様のままに純粋に楽しみたいと思っている大人の方が、ある意味理屈っぽく
純粋ではない。という事になるのだろうか?
なんだかよくわからなくなってきた。
ついでに考えるのが面倒になってきた。
結局のところ人がどう思おうが使う使わないは個人の判断。
否定はしない。
そして自分は使いたくないから使わない。
それでいいじゃないか!って事で。
で、仕事的には商品の仕様と使用方法を覚えましたよ!って事で。。。。
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